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ずっと榛名が好きだった。榛名をシニアの大会で見かけてからずっと、榛名に彼女がいてその彼女が私の親友の美咲だと知ってもずっと、榛名が好きだった。時々榛名と美咲が一緒に歩いてるのを見かけると、美咲はもちろん楽しそうに笑ってるし榛名だって私が見たこともないくらい楽しそうに見えた。 ある日、美咲が右頬に湿布を貼って学校に来た。驚いた私は美咲にかけよって事情を聞いたけど、「大丈夫、こけただけだから。心配しないで、」と美咲は笑っただけだった。休み時間に榛名が美咲を呼び出してたのも、私は少し胸が痛かったけど、きっと榛名は美咲の心配をしてるんだと思って私は特に気にしないことに決めた。だけど、次の日も、その次の日も、美咲の体の傷は増えるばかりで、私は美咲を問い詰めた。すると美咲は突然泣き出して、「元希に殴られたり、イヤなコト強要されるの」と言った。榛名が、あんな楽しそうにしてた榛名がそんなことするなんて信じられなかった、でも美咲の体の傷が証拠。「美咲、榛名とは別れた方がいいよ。もう榛名とは会わない方がいい。榛名には私が言ってあげるから、大丈夫だよ美咲。よく、我慢したね」内心チャンスだと思った。自分のことを最低で卑怯だとも思った。だけど、美咲には耐えられないことでも私なら耐えられるから。美咲は「ごめんね、ありがとう」と言って、それから美咲は、どこか遠くへ引っ越していった。 「榛名、美咲のことで話があるんだけど」 「・・・ああ、アンタ美咲の大親友、だっけ?」 「・・・っ美咲は榛名が暴力振るうから、我慢出来ないから引っ越したの。でも、私我慢出来るから・・・!」 「アンタ、名前は?」 「、」 「・・・、お前最低の人間だな」 榛名はそう言って私の胸ぐらを掴んで引き寄せると、「だけどそーゆー人間嫌いじゃないぜ」と言って私の唇を自分の唇で塞いだ。息が出来ない。苦しくて逃げようとしたら、地面に押し倒されて、掴まれていた制服のシャツが破れて冷たい空気が肌に触れた。「い、や・・・榛名、」小さく呟いたら、私の首に榛名の手が添えられた。「、お前は俺から逃げたりなんかしないよな?」と今にも泣きそうな顔で榛名は、笑った。 君がそう言って笑うから、 (私は只々啼いて頷くしか出来ない) |