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新学期、それはワクワクするもの。新しい教室、新しいクラスメート、それに教科書もノートもピカピカで、やる気に満ち溢れてる!(と私が感じるだけですけれども)例えそれが高校受験を迎える中学3年生への進級だとしても!クラス発表を見たら、幼なじみの悠も同じクラスだったので、私は大喜びだ。これで宿題の心配しなくても済みますありがとう悠! そんなワクワクで胸をいっぱいに膨らませながら、どうせならワクワクでおっぱいも少しは大きくなればいいのに、教室へ入ると、真っ先に悠に肩を掴まれた。ガシッ!って。 「、あんたは今日からキリスト教徒になりなさい」 「はい?いきなり何をおっしゃってるんですか悠さん!」 「汝、隣人を愛せよって聖書に書いてあるから」 「いや、だからね、話が全く読めないんだけど。私の話聞いてる?それになんかそれちょっと違うんじゃ・・・」 「のくせにそんなこと気にしなくていーの!あたしがそう言ってるんだからそうしなさい!」 「えー?なんでだよーう」 「あんたの席は、雲雀恭弥くんの隣のお席です」 「・・・なんですとー!!!???」 雲雀恭弥くんと言うのは、並盛最強と謳われる、並盛中風紀委員の委員長さまなのである!誰でも知ってる!私は怖いので、顔とかちゃんと見たこと無いんだけど、周りにいる風紀委員の皆さんは本当に見た目からしていわゆる不良みたいな感じなので、それを束ねる雲雀恭弥くんもきっと鬼のような形相であるにちがいない。そんなお方と席を並べて良いのか私!?私、たぶん並盛最弱と謳われる、とあるクラスメートAだよ?いやー、絶対なんかもうプレッシャーにプレスされちゃうよね、うん。 私の胸はしぼんでしまいそうになる。 「まあ、たぶんヤツはそんなに教室来ないだろうからなんとかなるでしょ」 「そ、そそそうだよね!よし、頑張ろう!何を?」 「知るか!」 そして新しい担任の先生による初めてのホームルームが始まって15分後、教室の後ろのドアがガラリと開いて、誰かが入ってきた。この教室に空いてる席はたった一つ、私の隣の席しかない。つまり、これがかの有名な雲雀恭弥くんなのだ! 恐る恐るそちらに視線を向けたら、そこにはなんと、たった一人、きれいな男の子が立っていたのです!雲雀恭弥くんはまっすぐ自分の席に向かうと、机の上に置かれていた何枚かのプリントも手にとって、またドアの方に向きを変える。そこでふと立ち止まった雲雀恭弥くんが、私の名前を呼んでこう言って、それはそれはきれいな顔で笑ったのでした。 「、」 |