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『雲雀くんお誕生日おめでとう♥』 5月5日の0時きっかりに携帯がメールの受信を告げて、こんな時間に誰だ常識知らずな奴めとか思いながら受信ボックスを開いたら、そこにはからのメールが一通届いていた。ああ、なんてこの子は健気で無邪気で盲目なんだろう。明日、正確には今日だけど、GWの人込みを避けて僕の家でお祝いしたいって言ったのなのに、わざわざメールまで送ってくるなんて。 「まだ起きてるの。明日寝坊するよ」 『大丈夫!これだけ言ったらすぐ寝るつもりだもん』 「そう。わざわざありがと」 『えへへ(*´ω`)どういたしまして!それじゃあ雲雀くんおやすみね(^-^)/」 馬鹿な子ほどかわいい、っていうのは強ち間違っていないと僕は思う。は、自分の行動がいかに僕に影響を与えているのか無自覚で、僕がどれだけのせいで今まで考えたこともないようなことを考えるようになったか知りもしない。 だけど、明日君がどんなどんなふうに僕を喜ばせてくれるのか、楽しみで仕方ないんだ。 ぺろり。の身体に舌を這わせたら、それはそれは甘くて、まるでケーキみたいだ。いや、実際にの身体には生クリームがべっとりとついていて、僕がそれを丁寧に舐め取っているんだけど。の頬っぺたは恥ずかしさで真っ赤だ。頬っぺたに少しだけついている生クリームも綺麗に舌で掬い取る。 「ちょっと、雲雀くん・・・恥ずかしいよ、」 「別に僕は恥ずかしくないよ」 「そういう問題じゃ・・・!」 「いいだろ、今日は僕の言うこと何でも聞いてくれるってが言ったんじゃないか」 「そう、だけど」 馬鹿で、かわいくて、僕の大切な女の子。誕生日なんてどうでもいいと思ってた僕が、ああ生まれてきて良かったかもしれないな、なんて柄にもないことを考えるようになった原因の張本人。それでも、だからこそ、僕はが欲しくて欲しくて仕方ないんだよ。 |