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「・・・、ぷ」 「・・・、噛み殺すよ」 「え!?それはダメ!ごめん雲雀笑ったりして、ぷ」 「ねぇ、僕ほんとにのこと噛み殺すよ。そんなの僕にとって何の造作もないことなんだから」 「いや、うそごめんってば雲雀!だって雲雀の誕生日がこどもの日なんて一番似合わないとか思ったら可笑しくて、つい・・・!」 「・・・正直は損をするよ、」 つまり今日は雲雀の誕生日で、ゴールデンウイーク真っ最中にも関わらず私は雲雀に呼ばれて学校の応接室に来ている。せっかくの誕生日なのに私しか呼ぶ人がいないなんてもしかしたら雲雀って寂しい子なのかなとか思うけど、それでも私を呼んでくれた雲雀はやっぱり私のこと好きなんだなあ、ってのろけてみたりね!私だって雲雀のこと好きなんだからお互い様だもん。とかなんとか頭の中でふにゃふにゃ考えてたら顔までふにゃふにゃしてたみたいで、雲雀が恐ろしい形相で私を睨んでいた。うわ、ごめん雲雀!私、調子に乗ってたよ!今は別に雲雀の誕生日がこどもの日だから笑ってたわけじゃないよ! 「・・・」 「はいいっ!何でしょう雲雀くん!」 「誕生日プレゼントは」 「うっ・・・」 単刀直入にその話題に触れられて、私は言葉に詰まる。いや、別に忘れてたわけでも用意しなかったわけでもないんだよ。ただ、雲雀のために、ケーキじゃありきたりかなって思って、雲雀が好きなハンバーグ作ろうとしたのに、なぜか出来上がったのはハンバーグの形をした炭で、こんなの雲雀に食べさせたら雲雀がガンになっちゃうと思って持ってこなかっただけなんだよ。そう雲雀に言ったら、雲雀は今まで見たことがないくらい目が大っきくなって、あれ、これショック受けてんのかな雲雀。うわーん!ごめんね雲雀! 「あ、の雲雀・・・その、代わりに、なるかどうか分かんないんだけど・・・はい、」 「?」 だからね、私こうするってもう決めてたの。制服のリボンを外して、雲雀の太ももの上に跨がった。ぎゃー恥ずかしい雲雀の顔が近い!雲雀はすごくきれいだと思う。雲雀のこと見れば見るほどもっともっと好きになる。ごめんね雲雀、私不器用だからあんまり上手に雲雀のこと喜ばせてあげられなくて。でも、私ほんとに雲雀のこと好きなんだよ。足の上に跨がった私を見て雲雀はハンバーグ以上にびっくりしたような顔をしてたけど、すぐに、これまた今まで見たこともないくらい優しくてきれいな顔で笑って、「ハンバーグ以上だ、」それからちゅっ、と小さく音を立てて私と唇をくっつけた。 |