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「雲雀ー、なんか欲しいものある?」 「」 「私、ものじゃないんですけど」 「じゃあの体。これなら物体だろ」 「・・・却下」 ちょ、もうっ!雲雀ってば頭わいてんじゃないの!?せっかくの誕生日だっていうのにさ、せっかく私がプレゼントでもあげようと思ってるのにさ、雲雀の言うことったらあればっかり!なけなしのお小遣いはたいて雲雀のためにプレゼント買うつもりできたのに、雲雀ってばもう!やだやだ! 今日くらい雲雀の欲しいものなんだってあげちゃうつもりで・・・って、あれ?そう考えると悪いのって私!?いやいやいやいや!それはないん、うん。だって私たち中学生じゃん?そうゆうのはナシでいこう、うん! 「じゃあは僕に何くれるの」 「えっと、その・・・あの」 「・・・はあ」 あー・・・雲雀いま思いっきり溜め息ついたよね。雲雀のことがっかりさせちゃったかなあ。どうしよう、私なんのためにゴールデンウィーク返上で並中まで来てるんだろう。 思わず泣きそうになって、下を向いて制服のスカートを握りしめる。そしたら急に視界が暗くなって、雲雀の着ていた学ランが頭の上からすっぽり被せられた。 「の泣いた顔はぶさいくだから見たくないんだ」 「ごめん・・・」 「別になにもいらない」 「え?」 「プレゼントいらない」 「でも、雲雀せっかく誕生日なのに」 「がいるからそれでいい」 学ランの上から雲雀の体温を感じる。 こんな私だけど、少しでも雲雀のこと幸せにしてあげられるなら、それって私にとっても幸せなことで。また来年も、その来年も、雲雀の隣にいられたらいいなって、そう思うよ。 |