『こんばんは(*・ω・)ノ僕です! 今何してるんですか?』



・・・!?あ、あ、ああああれえええぇぇぇ!?なんでなんでなんで!?
ちょうどお風呂から上がって部屋に戻ってきたらいきなり携帯がペかペか光って歌い出して、驚きのあまり咥えてたアイス床に落っことしちゃったじゃないか!あああああ、最後の1本だったのにー・・・くそ、誰だこんなバッドタイミングでメールしてきた大馬鹿者は!この様が成敗してくれる覚悟しろおおおぉぉぉ!アイスの恨みは怖いのじゃ!みたいな感じで受信ボックスを開いたら、届いてたのは見知らぬアドレスからのメール。誰だろー、美咲のアド変かな−、それとも雲雀くんかな、いや雲雀くんとかそんなアド変とかしそうにないよね、ほんっと誰だろ。で、開けてみたらあのメール!ちょっ、おま、誰だよ「僕」って!?私そんな節操なくメアド教えたりしてないんですけど!電話帳とか登録されてる人覚えられるくらいなんですけど!ちなみに電話帳の18番目は雲雀くんです!いや、ほらだから覚えてるって言ったじゃん!だからこんな人知らないんですけど!第一今時こんなストーカーちっくなメール送ってくる人なんかいな・・・あ、まさか・・・いやいやまさかねー!だって私メアド教えてないし!ないない、それは無いわ!うん。



『僕は今双眼鏡覗いてるんですよー(●ゝω・)⌒☆すごい楽しいです(*>艸<*)クフフ』



携帯握り締めたまま突っ立ってたらまた新たなメールを受信したので見てみると、ああ、これもう決定だ・・・これ骸さんからのメールだ・・・ちっくしょおおおぉぉぉ!!なんで!?なんで骸さん私のメアド知ってんの!?私教えてないですよね!?どうし、あ。そういえば昨日森さんに「アンタのメアド知りたいって言ってる人いるから、教えとくわ』ってメール来てたんだった!え、そのつまり、私のメアド知りたい人って骸さんだったんだ!?ちょ、森さあああぁぁぁん!事後報告!?あ、でもよく考えたら、森さんが私のメアド知ってるって骸さんに言ったの私自身じゃん!森さんは悪くなかったね、ごめん森さん!悪いのは私だった!自業自得ってやつだ!
それにしても骸さんめ、まさかこんな手を使ってくるとは・・・あの日滑り台で企んでたのはこのことだったんだ、なんであのとき気付かなかったんだ私のお馬鹿さん!



?返事まだですかー?(´Д`υ)そうやって突っ立ってないで早く僕に返事して下さいよ』



だあああぁぁぁっ!!え、なに!?突っ立ってるってなんで知ってんの骸さん!?この前見せてくれた幻術ってそういうことも出来るの・・・ん!?あれ?私カーテン開けたままお風呂入りに行ったっけ?私、いつも暗くなったらすぐにカーテン閉めるはずなんだけど・・・ま さ か !
もしかしてもしかしてカーテン開いてるせいで私の行動って外から丸見え!?私バスタオル1枚なんですけど!?ぎゃあああぁぁぁ!!馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!!骸さんの大馬鹿者め!変な術とか使いやがってあのナッポーめ!双眼鏡覗いて何見てんのかと思ったら、なんで私の行動筒抜けなんだろうと思ったら、こうゆうことか!うわーん!もう私お嫁に行けない!



「骸さんの馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!!大馬鹿者!」



カーテンを勢い良く閉めたあと骸さんにメールを返信してやった。どうしてくれるんだ骸さん、私街中の人にお風呂上がりのあられもない姿を大公開した露出狂みたいになっちゃったじゃないか!うわーん!もう外歩けない恥ずかしすぎて!お嫁に行けない!骸さんの馬鹿者−!
そのままベッドに突っ伏して足をバタバタさせてたら、すぐに携帯がまた鳴ってメールを受信した。骸さんのメアドなんか登録してやんないもんね!いつまでたっても受信ボックスには英字と数字が並ぶだけで「骸さん」なんて表示される日は一生来ないようにしてやる!



、何を怒ってるんです?僕がいきなりメールしたからですか?』

「骸さんがストーカーだからです!」

『ストーカー?この前も言ったでしょう、人は皆愛を追い求めるストーカーだと^^(笑 』

「(笑)ってる場合じゃなーい!!変態骸さん!ナッポー!嫌い!骸さんのメアドなんか登録してあげません!」



そうメールを送った後携帯の電源を切って、勢い良くベッドに投げつけた。もう、やだ。何なんですか骸さん。私、ホントは次会えたら滑り台のお礼とコンサートホールのお礼言いたかったのに。あの日思わず森さんが私のメアド知ってるって言っても、森さんに「絶対骸さんには教えるな」って言わなかったのも、ホントはちょっとだけ、ちょっとだけだけど、骸さんとメールできたりするかもとかちょっとだけ思ったりして、少し楽しみにしてたのに、どうして骸さんっていつもそうなんですか、なんでそうやって変態ちっくなんですか、なんでいつもそうやって私をからかうんですか。イヤだよ骸さん、私ホントは骸さんともっと話したいことだってあるのに。
骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん骸さん。嫌いじゃないよ、変態だとは思うけど。メアドだって登録したいんだよ、ナッポーだけど。



「・・・、すみません。窓を開けてもらえますか?」

「・・・!?」



ベッドにそのままうつぶせになってたら、窓の外で骸さんの声がした、ような気がした。え、だってここ2階だもん。骸さんが窓の外にいるわけなんてないよ、いたらちょっとホラーみたいで怖いっていうか、ぶっちゃけ怖いかもしれないんですけど。そっか、あまりにも骸さん骸さん言い過ぎてついに私幻聴聞こえるようになっちゃった。骸さんが幻覚使えて、私は幻聴使い?なんかお揃いっぽくて少しいいかもしれない。でも幻聴使いっていうか私が幻聴聞いてるんですけど。意味ないな!「、怒ってるんですか?」また骸さんの声の幻聴?あーあ、もう仕方ないなあ。幻聴に従うなんてお馬鹿さんみたいだけど、いいよね今日くらい。幻聴でも何でもいいから、骸さん。



「・・・ああ、良かった開けてくれて。、こんばんは」

「む、骸さん!?なんでここにいるんですか!?」

「おや、僕の声がしたから窓を開けたんでしょう?」

「え、でも・・・私幻聴かと思って・・・まさかこの骸さんも幻覚とか!?」

「何言ってるんですか、僕は本物の六道 骸ですよ。ほら・・・」



窓を開けたらそこにいた骸さんが、そっと手を伸ばして私の手を握った。ちゃんと体温を感じる。骸さんだ、幻覚じゃない、本物の。骸さんはそんな私の顔を見てホッとしたように笑った。やっぱり骸さんって、かっこいいと思うんだよねこうして普通にしてれば。なのにああゆうことするからいけないんだ。私は、私の手をいつまでも握ったまま離さない骸さんの手を思いっきり抓ってやった。ふん、ざまーみろ骸さん!これは骸さんからのメールに驚いて落としちゃった最後の1本のアイスの分!それから今度はにこにこしたまんまの骸さんのおでこにデコピンを喰らわせてやった。私デコピン強いんだから!お母さんとかに「アンタこれ学校でやるんじゃないよ!」ってストップかけられるくらい強いんだから!ざまーみろ骸さん!これは怒ってる私の腹いせだもん!骸さんは「クフ、クフフフフグフッ!?」とか気持ち悪い声を出して涙目になった。



「・・・ざまーみろ骸さん」

「な、何するんですか!痛いじゃないですか!」

「当たり前です痛くしたんだから」

「・・・怒ってるんですか?」

「何を?」

「何って、僕が勝手にメールしたこととか?」

「私に聞かないでくださいそれに怒ってません」

「その口調じゃ怒ってるみたいだ」

「・・・」



だって、だって骸さんがいけないんだ!骸さんが私のことからかうから、骸さんが変態だから、骸さんがナッポーだから、だからいけないんだ!そうじゃなかったら私だって素直になってるもん。素直に骸さんにお礼だって言えるし、メールだって出来るし、色々話せるのに、骸さんが骸さんだからいけないんだ!でも骸さんじゃない骸さんなんて骸さんじゃないみたいで気持ち悪いかもしれない。



「・・・もう、怒ってないよ骸さん本当に」

・・・?」

「怒ってないんだよ、骸さん・・・っごめんね、それから、ありがとう骸さん」

「どうして泣くんです?」

「骸さんが骸さんだからです、でも私そんな骸さんがいいかもしれないんです」











このの深い場所シーソーゲーム
(賞杯はもちろん骸さんにあがって、私はすこし素直になるよ)

あれ、バスタオル1枚なんですけど良かったんですか!?